まいど、大手前大学の現役通信大学生の森﨑さくらです。
今回は「キャリアの心理学」を学びました。
自分のこれからのキャリア形成に役に立つのでは、との思いで受講しました。
私は、仕事は一生したいと思っています。それは、社会とつながりが持てるからです。
社会とつながりが持てて、尊敬できる人と知り合えたり、友達が出来たり、その上お給料までもらえるなんて、お仕事ってなんて素晴らしいのって思ってます。
こんなにいいことばかりで、お給料もらってもいいのかしら⁉
じゃあーいらないのね?
いっいりますっ!!! もっと欲しいです!!!笑
思い起こせば高校生でバイトを始めてから仕事には恵まれてきました(主観です)。料理が好きだったので、調理場へ入り包丁の持ち方から教わりました。そんな10代の私は、お金もらえて料理も教えてくれるなんて、なんて素敵!バイトサイコー状態でした。しかも賄いの美味しいこと!なんてラッキーって思っていました。料理教室なら月謝払わないといけないんじゃないのって思えるくらいでした笑
就職してからも楽しい仕事が多かったのです(主観です)。今も、多くのことを学ばせてもらいながら、お給料をいただいております。そして、楽しく仕事をさせていただき、健康管理までしてくれます笑
いろいろ職種(キャリア)を経験してきましたが、どれもいい仕事だったなぁっと思っています。
運もありますが、キャリアについては思考錯誤して生きてまいりました。
もちろん、辛いことしんどいことはありましたが、仕事は楽しくお給料をもらえるので私にとっていいことばかりでした。
上記のように、私が仕事についてポジティブに語れるのは今回学んだ授業の中に答えがあります。
そんな私のキャリアを今回の授業に当てはめて考えたいと思います。
- キャリアとは、外的キャリアと内的キャリアがあります
- 【キャリアの心理学】はスクーリングです
- 【スーパーさんの理論】キャリアの自己概念と発達段階と発達課題
- 【ハンセンさんの理論】4つの役割(4L)願いは世界平和
- 【シュロスバーグさんの理論】人生の転機を上手く対処しよう
- 【ホランドさんの理論】六角形モデルで個性と仕事とのマッチング
- 【クランボルツさんの理論】キャリアのチャンスの掴み方
- SCCT(社会認知的キャリア理論)はやればできると行動することが大事
- 【シャインさんの理論】会社と私の縛られない結婚生活
- 【ホールさんの理論】ハニーフラッシュ!!で心理的成功を
- ポジティブに語れる答えは【サビカスさんの理論】自分語りでキャリアのサクセスストーリー
- 【キャリアカウンセリング】好意的な関心が大切です
- 【自分探しのキャリアの心理学】まとめ
キャリアとは、外的キャリアと内的キャリアがあります
履歴書に書けるキャリアを外的キャリアといい、働き甲斐や生きがいなどを内的キャリアといいます。
【キャリアの心理学】はスクーリングです
キャリア形成に関係する理論をスクーリングで学びます。
本講義では、主に心理学の分野からキャリアに関する重要な理論をいくつか取り上げ、自分自身や他者への実用を意識しながら、学んでいくことを目的とする。
引用:大手前大学通信教育部 シラバス「キャリア心理学の学習目標」より
こちらの授業の評価方法は、なんとスクーリング中に大学で、中間試験と単位修得試験がありますを受けます。
久々の学校で受けるテストにドキドキとワクワクしました笑
この授業の第15回は「単位修得試験の実施」なのです。
テストいやや―ーーっ闘争か逃走か!(キャノンさんの闘争・逃走反応:自己防衛本能)
闘争を選んで、共に乗り切りましょう!
【スーパーさんの理論】キャリアの自己概念と発達段階と発達課題
キャリアの自己概念:この仕事で生きていくぞ!
能力+パーソナリティ=自分の職業適合性を知る
パーソナリティ:興味・何をしたいのか
能力:適正・何が出来るのか
内的な個人特性と外的な社会特性
マキシサイクルでは終わらないです。
ミニサイクル(成長➡再探索➡再確立)試行錯誤している様子です。
スーパーさん曰く、私の年齢は維持期にあたります。・・・ところがどっこい、現在ミニサイクル、いやキャリアの自己概念すら確立していないのでは・・・(不安)
7つの役割:ライフロール 役割が増えていくライフ・キャリア・レインボー
私のライフ・ロールは、「娘・学生・職業人・家庭人」余暇人をもっと増やしたい
人生100年時代は、他人から見れば維持期に見えていても、リストラや仕事のやりがいなどの不安を抱えている人が多いのかもしれませんね。
【ハンセンさんの理論】4つの役割(4L)願いは世界平和
貧しいノルウェー移民の家系に生まれたハンセンさんは、地球規模の問題解決や多様性と包括性を重んじるなどの6つの重要課題を掲げています。
昭和60年5月に男女雇用機会均等法が成立し、私が入社した平成3年に育児休業法が成立しました。まだ、育児休暇を取っている人が少ない中、育児休暇を取得しました。当時、育休の相談をした上司がまさにハンセンさん!
『子どもも大事だが、仕事も大事』と応援してくれました。
子どもが小さいうちは、Love(愛・家庭・育児)の割合を増やし、子どもが大きくなってきたらLabor(労働)を増やす、4Lのバランスは人それぞれです。最近流行りのワークライフバランスに通じますね。
【シュロスバーグさんの理論】人生の転機を上手く対処しよう
あなたは人生を変える転機はいくつありましたか?
シュロスバーグさんは、結婚や出産、病気や転職など自分の役割や人間関係、日常生活から考え方を変えてしまうような出来事を上手く対処するためにじっくりと向き合う方法を提案してくれています。
【転機を乗り越えるための3つのステップ】
①変化を見定める
②リソースを点検する
③受け止める
転機には、イベントとノン・イベントがあります。
イベント・・・物事が起きたこと(大学に入り就職して結婚する。)
ノン・イベント・・・物事が起きなかったこと(就職や結婚をすると思っていたができない。)
転機があった時に、どう向き合うのかでその後の人生は変わります。私は正しい判断はないと思っています。どっちを選んでも結果が悪ければ、AじゃなかったBを選んでいたらよかったと思ってしまいます。自分自身が納得した答えを出すことが大切なんだと思います。
私は転機があった時は、「人事を尽くして天命を待つ」で乗り越えています。
起こってしまったこと(イベント)、起こらなかったこと(ノン・イベント)にいつまでもくよくよしていても変わりません。そこからできることをして、あとは「人事を尽くして天命を待つ」でよく笑うことを増やして乗り越えていました。出来るだけ笑いに持って行きます。
【ホランドさんの理論】六角形モデルで個性と仕事とのマッチング
大多数の人のパーソナリティは、6つのタイプに分類される
個性と仕事の特性とマッチングが重要と考えている。
授業では、「VPI職業興味検査」を受けました。
結果は、Eの企業的が高かったのです。VPIは興味の職業にチェックをするので、面白そうって思う仕事がEが多かったようです。実際は、Cである事務員をしているので、憧れもあるのでしょう。
| 領域 | 職業興味 | 職業例 |
R | 現実的(Realistic) | 機械・物を対象とする具体的な活動 | 技術者・機械オペレーター |
I | 研究的(Investigative) | 研究や調査などのような活動 | 研究者・学者 |
A | 芸術的(Artistic) | 音楽、美術、文芸等の芸術的な活動 | ミュージシャン・デザイナー |
S | 社会的(Social) | 人に接したり、奉仕的な活動 | 教員・販売員 |
E | 企業的(Enterprising) | 新しい企画を考えたり組織を動かくような活動 | 放送ディレクター・会社経営者 |
C | 慣習的(Conventional) | 定まったやり方に従って、手堅い活動 | 事務員・会計士 |
Cタイプが高い人は、税理士や事務員などが向いている職業と言える。その人の個性も几帳面で規律正しいピッタリすることが好きな人は、マッチングしている。
「キャリア概論」で同じホランド六角形モデルを使ったレディネステストを紹介しています。
【クランボルツさんの理論】キャリアのチャンスの掴み方
クランボルツさんはキャリアを選択する際に影響を与える要因について考えました。
- 遺伝的特性・特別な能力・・・性差・民族・知能
- 環境的状況・環境的出来事・・・社会・経済・家族など自分ではどうしようもない要因
- 課題接近スキル・・・課題に対して、目標を立てて取り組んでいくスキル。
- 学習経験・・・道具的学習・連合的学習
新しい学習をすることで、何度でも過去の学習を上書きすることが出来ます。
一度失敗したことを、私にはできないと思い挑戦しないのではなく新たに行動を起こして上書きしよう。挑戦したい仕事や職種があるなら、思い切って飛び込んでみよう。
SCCT(社会認知的キャリア理論)はやればできると行動することが大事
このSCCTに最も大切なのは、「自己効力感」と「結果期待」です。
言葉の意味はよく分からんがとにかくすごい自信だ(キン肉マン)が大事なのです。
「自己効力感」とは、私はやればできるという自信です。
「結果期待」とは、もし英検に受かれば、留学できるだろ。
「自己効力感」や「結果期待」の認知(できそうな気がする)をもつことで、行動(A職に挑戦)に影響を与えそれによって環境(A職に移動)が変わるのです。
考えても答えが出ない時、出来ないと思い込んでいる時などとにかく行動を起こすことで環境が変化し、認知も変わるかもしれません。
この歳で転職できないだろう、でも将来も不安だし、年齢で落とされそうだしな。。。
ぐるぐる迷ってその場から動けない人は、環境を変えるなり行動を起こすなりしてみよう!!
【シャインさんの理論】会社と私の縛られない結婚生活
ユダヤ系ドイツ人のシャインさんは、華々しい経歴の持ち主です。
シカゴ大学(学位)→スタンフォード大学(学士・修士号)→ハーバード大学(博士号)
①個人と組織の調和過程
「キャリア開発の視点の本質は、時の経過に伴う個人と組織の相互作用に焦点があることにある」(Schein,1978)
個人と組織はお互いに自立し合いニーズの調和を測る。
②キャリアサイクルの移行
「キャリア・アンカーはひとの自己概念のひとつ」
③キャリアアンカー
才能・能力 | 得意は何? |
動機・欲求 | 何がしたいの? |
態度・価値 | どんなことに意味を感じ、満足感を実感できる? |
自律・独立(AU) | 起業家的創造性(EC) |
専門・職能的コンピタンス(TF) | 保障・安定(SE) |
全般管理コンピタンス(GM) | 奉仕・社会貢献(SV) |
純粋な挑戦(CH) | 生活様式(LS) |
「じ・きぎょう・せん・ほ・ぜん・ほう・じゅん・せい」
「自(分)企業せんっ、保全法純正」・・・覚えやすい語呂合わせありますか😭
④キャリア・サバイバル
「キャリア開発の視点の本質は、時の経過に伴う個人と組織の相互作用に焦点があることにある」(Schein,1978)
個人も組織もお互いを思いやり、どちらもが成長していける環境や状態であることが大切だと思いました。まさにサバイバル!いい人材にいつまでも働いていて欲しいと思う企業と、いい職場で働きたいと思っている人材が共にwinwinであれば会社は発展していくのだと思います。夫婦も自分のことだけでなく、相手を思い合ってこそ家族が繁栄します。
さぁ生き残っていかなければっ!!
【ホールさんの理論】ハニーフラッシュ!!で心理的成功を
変化の激しいこの時代のキャリアのあり方について、ホールさんの理論が当てはまります。
まさに、キューティーハニーのように、その時の場面や必要に応じてキャリアを変幻自在に変化させていきます。ある時はマクドナルドの店員、ある時は敏腕スパイ、ある時は学校の事務員、そしてある時は優しいお母さん・・笑
変化の時代に対応できるよう日頃からアンテナを立てて学びなおしを積極的にすることでキャリアは発達します。
個人によって管理され、生涯を通じた経験・スキル・転機・アイデンティティの変化の連続で成り立っていきます。
キャリアの発達
①継続な学習
②人間関係の中
③チャレンジ
女性のキャリアはライフイベントに影響されます。結婚した(イベント)出産した(イベント)結婚しなかった(ノン・イベント)子供ができない(ノン・イベント)etc
その中で形を変えながら、キャリアの発達をしていきます。また、組織のサポートも必要です。
組織がすべきこと
①挑戦しがいのある職務
②発展的な人間関係
③情報とその他の発達的資源
目標は、心理的成功
キャリア発達における人間関係の重要性
キャリア初期のメンタリング関係は特に重要と言われています
メンタリング:経験豊かな人(メンター)が、まだ未熟な人に対して一定の期間継続的に行う、キャリア的、心理・社会的な支援全体を表わす言葉
わたしは、前職がマネージャーの補佐という仕事だったのですが、先輩の仕事はとても勉強になりました。現在の仕事でも生かせています。そして、いまだに現職で悩みがあった時は、相談をさせていただきとても感謝しています。
ポジティブに語れる答えは【サビカスさんの理論】自分語りでキャリアのサクセスストーリー
よく、成功者が語る自分史は、今が成功しているのだから、どう話をしてもサクセスストーリーなのです。例えばイチローやトヨタの社長が語る自分史は、自他共に認めるサクセスストーリーなのです。
サビカスさんの理論では、他人から見える成功や称賛ではなく、自身が感じるサクセスストーリーを作るイメージです。
サビカスさんは、キャリア(ライフ)・ストーリー(個人が構築するキャリア物語)によって明らかにされると唱えています。自身の語ることによって形成される(ナラティブ・アイデンティティ)は、自分の選択を支持するように、かつ、将来の基礎をとなるように物語を構成します。
ナラティブ=語り
私は、2人目出産前に元の会社を退職しました。ほんとはずっと続けたかったけれど、夫さんは家事を一切しないうえに自分の事で精一杯。辞めるという選択をしたことによって、2人目を無事に出産し、パソコン教室にも通い資格をとり、今の事務でも役立っています。
歴史的事実と異なっていたとしても物語的真実があることで、個人に対する柔軟性と一貫性を持つことが出来ます。
自分のキャリアの選択を肯定的に信じて、自身のサクセスストーリーを語りましょう。
【キャリアカウンセリング】好意的な関心が大切です
キャリアカウンセリングの技法を学びました。
技法を学ぶため大前提が、「スキルよりも大切なものは、温かい信頼関係」なのです。
温かい信頼関係を築くためには、相手に好意的な関心を持つことが大切なのです。決して、自分自身の興味本位の関心だけで質問しないでくださいね。相手にはすぐに伝わります。
自分自身の興味を満たす質問はすぐにわかりますよね。最初は、なかなかカウンセラーに心を話すことは難しいのですが、この温かい信頼関係があれば、どんどん自分の話を聴いてほしくなりますよね。
信頼関係を築くための基本条件(C・ロジャーズ)
☑(受容)無条件の好肯定的
☑(理解的態度)共感的理解
☑(純粋性、誠実さ)自己一致
クライエントとの信頼(=ラポール)
励まし、言い換え、要約、を用いて、支援スキルを伸ばしましょう。
【自分探しのキャリアの心理学】まとめ
とりあえず、今回の授業を通して、ホールさんの理論が自身のキャリアを語る(ナラティブ)上で当てはまると思いました。私でなくとも、女性は、ライフスタイルの変化に伴い変幻自在にキャリアを変えているのではないでしょうか。
私は自身のキャリアを考える時、今のキャリアを守りつつ次のキャリアも模索していました。模索して、行動もしていました。現在の仕事の間にも、資格(英検)の取得や、通信制大学へ入学、また、ハローワークや派遣会社へ登録など積極的に転職活動もしていました。転職する気はありません。正確には、今以上の仕事があれば転職したいと考えています。
そんな感じで、常にキャリアを発達させてきたと言ってもいいかと思っています。それは、あくまでも主観であり、心理的成功です。正社員で勤めあげるより、給料は少なく、役職もないのですが、子育てを中心に仕事をし続け、仕事を得るためにいろいろ挑戦したことで、現在心理的成功を満たしています。満たしながらも、新たなる挑戦をし続けてます。
新たなる挑戦=自分探し
私の中で、自分探しとは現状に満足している、していないに関わらず、常に変化して新たなる挑戦(行動)をし続けることだと思っています。
これは、ホールさんの理論に当てはまるのではないかと考えています。そして、ザビエルさんの理論の物語的真実かもしれませんが、それも大切なのです。
では、キャリア心理学について、現役通信大学生が授業を簡単に振り返らせていただきました。
自分自身の今後のキャリアにおいて、とても勉強になる授業でした。
ぜひ、受講してみてください。
この度、これから入学される方からこのブログにコメントをいただきました!(うれしいーー😆)まっすぐで熱心な方です。その方に心理学の本を教えていただいたので紹介させていただきます。
今回の授業も心理学者の名前がたくさん出てきます。すぐに調べたりしたいですよねっ
そんな時、持っていると安心のわかりやすい心理学学習者におすすめの本です。ややこしい心理学用語や人物像を図解でやさしく教えてくれます。
Chat Cafe 開店中
森﨑さんのお陰できえはる聴けて、すんごくありがたいです。熱心なんて恥ずかしい(*^^*)
今日、放送大学の心理学カウンセラーの講座録画したの流し見してたのですが、フロイトは、音痴で声が高くて催眠術がかけにくく、催眠療法に向かなかったと話してました。
声が低くてイケボは催眠療法に向いてるそう。
フロイトに、親近感が(笑)ドンマイ!フロイト
みなみさんっいい本教えていただきありがとうございます!
心理学学習者はぜひ一冊の本ですね( ◠‿◠ )きえはるや授業のお供にっ
フロイトさん…今回の授業でカウンセリングも声が高いと向いていない話が出てました。しかも、音痴(オモロ情報笑)
フロイトさんが急に身近に感じられますね笑
放送大学まで、勉強されてさすがです(*^^*)
また、教えてくださいねー♪