こんにちは、アラフィフ社会人通信大学生の森﨑さくらです。
令和7年度日本語教員試験の申込が始まりましたね。
大手前大学にて、日本語教員養成課程にて要件をクリアされましたら、卒業前の受験が可能です。


大手前大学で日本語教員養成課程を修了される方は、上図の左の「登録実践研修期間と登録日本語教員養成機関の登録を受けた機関で課程を修了する方」にあたります。基礎試験は免除です。
詳細は、大手前大学ホームページの【働きながらめざせる国家資格「登録日本語教員」】にわかりやすく掲載されています。
ご自分のケースに合わせてご覧ください。
私の場合、単位を1つも落とさず来年の3月に無事に卒業ができるなら、修了見込みでも受験が可能なため受験ができます。
なので、記念受験のつもりで今年受験します!
今年受験される方、一緒にがんばりましょう!
試験実施日 :令和7年11月2日(日)
オンライン出願期間 :令和7年7月14日(月)~8月22日(金)
受験票発行 :令和7年10月中旬予定
試験結果通知 :令和7年12月12日(金)予定
(出典)令和7年度日本語教員試験
今回紹介の授業は、日本語教員試験にも関係する「日本語教育聴解演習」と「日本語教育会話演習」です。
両方とも授業はZOOMで行われるメディア授業(ライブ型)です。
どちらも全8回の授業で、同じ先生・同じTAだったので同じような流れで進みましたので、安心して授業受けることができました。
毎回確認テストをしながら進みます。
両授業ともに各回の授業終了前に確認テストを受講するように促してくださり、授業内で受けることができるので順調に確認テストを進めることができます。
顔出しなしで参加できますので、安心してすっぴんで参加でいました(笑)
1日目は化粧せず髪だけ整えましたが、2日目はラフな格好で参加しても顔出しを求められることはありませんでした。
とっても論理的にわかりやすくテンポよく話をしていただけるので、退屈せずに授業を受けることができました。
演習というだけあり、挙手やコメントなども活用する参加型の授業でした。
【日本語教育聴解演習】を受けてみた
レベルナンバー | 300 |
資格名 | 日本語教員養成課程 |
単位修得試験 | レポート試験 |
学習目標 | ①聴解授業の進め方と必要なスキルを習得し、聴解授業とは何かを理解できるようになる。 ②発展的な授業の進め方を理解できるようになる。 ③教案を作成できるようになる。 |
評価材料 | 単位修得試験(レポート)、授業態度 |
A評価 | 各回の受講内容が十分に理解でき、かつ課題に積極的に取り組み、「聴く」能力を養うための考え方や指導方法について、自分なりの考えをもち産出することが十分にできる。 |
応用試験に「聴解」があったので受講したのですが、別物だったみたいです。。。
授業の最初に先生からシラバスに記載しているのでご存じのとおり、応用試験の聴解とは違いますとのアナウンスがありました。。。
まじか、、、
公認日本語教員試験では、以下の通り、ガッツリ聴解50分で50問答えないといけないとの記載があり、【日本語教育聴解演習】の授業を見つけました。


さすが大手前大学さまですと思って受講したのでしたのにちがうなんて、そんなぁ~っ
て状態でした。


しかしっ!!


受講して、めちゃよかったよん!
聴解とは、読んで字のごとく「聴いて理解する」ための授業です。
そして、学習目標にあるように「教案を作成するため」の授業です。
教育実習を控えている私にとって必要な授業でした。
教案を作成するために必要なことを演習します。
演習をいくつか作る上で、日本語教師として何を伝え学習者が意欲的に自律的に勉強するために必要なビビビッっとした小さな衝撃を与えることの必要性を何度も教えてくださいました。
例えるならば、魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えて学んでもらうための教授法を学びます。
受講していてよかったと思いました!
【日本語教育会話演習】を受けてみた
レベルナンバー | 300 |
資格名 | 日本語教員養成課程 |
単位修得試験 | レポート試験 |
学習目標 | ①「会話」教授法を理解し、また、「話す力」とはどのようなものか客観的にとらえることができる。 ②教室活動の特徴と流れを理解し、レベルに合わせた「話す力」を伸ばす教案づくりが行えるようになる。 ③日本語の基礎的な特徴を理解し、適切な教室活動計画することができるようになる。 |
評価材料 | 単位修得試験(レポート)、授業態度 |
A評価 | 各回の受講内容が十分に理解でき、かつ課題に積極的に取り組み、「話す」能力を育成するための考え方や指導方法について、自分なりの考えをもち産出することが十分にできる。 |
こちらも学習目標にあるように「教案づくりが行えるようになる。」授業です。
日本語教員養成課程の修了を目指される方は、「日本語教育実習」の授業は必須です。
昨年度より、45分の授業を2回しないといけなくて、教案の作成もします。
全く日本語教師として働いたこともなく、ボランティアに参加したことのない私としては大学の授業が頼りです。
会話とは、辞書で引いた言葉をそのまま訳するのではなく、その時の場面や関係性や文化によって言葉の持つ意味が変わります。
言葉の通り受け取るのではなくその会話の意図、気持ちも伝えないといけません。
意味だけでなく意図をくみ取る能力が必要となります。
第2言語として日本語を学ぶ外国人へ、会話を辞書の意味通りでなくその会話の気持ちもくみ取るように指導するのが日本語教師としての役割です。
その方法を理論的に学ぶ授業でした。
母語話者の普通の会話は、辞書的に言葉の意味だけを知っているだけでは理解できない会話が多いのです。
例えば、お店の人に「すみません。この席少し寒いのですが・・・。」と伝えたとき、「寒いですか?こちらは暑いです。」ではなく、日本の文化的に店員さんは「クーラーを少し緩めますね。」と返答されます。
この店員さんは、クーラーを緩めてほしいからお客さんは言っているのだろうと理解した上での返答です。
言葉の意味をそのまま理解するのではなく、その言葉は背景・意図をもって相手が何を伝えているのかを理解するのが必要でありそれを学習者に教える、気づかせる教授法を学びます。
【日本語教育聴解演習】と【日本語教育会話演習】を受けてみたのまとめ
この2つの授業の担当の先生の教授法は、ネガティブケイパビリティ的な教授法だなっと思いました。
「わからなくてもリラックスして授業を受けてください。」とおっしゃってくださいます。いつかわかるときが来ますと言ってくださいます。
それは、今かもしれないし明日かもしれないし、来月別の授業で分かるかもしれません。
いつか点と点がつながり線となってわかった!(アハ体験)ができるんだろうと思います。
まじめさと優しさが伝わります。
話し方は、癒し系ではなくテンポよく論理的な話し方をされるので最初は怖かったです(笑)
ちなみにTAの先生は癒し系の話し方でした(笑)
私の勉強法も先生と同じくわからなくとも先に進んでいく、とにかくやってみるで今まで学んできました。
私が英検2級を合格するまでのやり方とリンクする箇所も多いです。
試験に合格するためには、勉強法が合っているか?正しい(と思われる)勉強法か?道順、方向はあっているかをまず調べて、自分にできる落としどころを探し、決めたらそれに向かって進みます。
このやり方で、英検2級や国家資格キャリアコンサルタントの試験に合格しました。
今回、受験予定の公認日本語教員試験は、来年に向けての模擬試験感覚で受験します。
今年度の優先目標は、日本語教育実習と卒業です。
人前で授業なんて自身がないのですが、日本語教育実習が無事に終わることを目標に頑張ります!
本格的な試験勉強は来年ですが、問題集は購入する予定です。
大手前大学では、現役生を対象に試験対策の講座も用意してくれています。
時間があるときにできそうな問題集を検討中です。
日本語教授法A.Bの授業を受けた方は見直してから講義を受けると専門用語もスムーズに入ります。
Chat Cafe 開店中
国家資格となる公認日本語教員試験が始まってから履修科目生の方が増えているようです。大卒の資格も必要なくなったことも関係がありそうですね。
養成講座は、失業保険の加入者でしたら70%(条件あり)給付される制度が利用できるので、その制度を利用できれば安くなるのですが、大手前大学の科目履修生と変わらないと思いました。
単純に金額だけの比較ですが…。
そんなこんなで、大手前大学の通信課程は生徒数が増えているよーです。
昨日作成したレポートを提出し、授業も進ませました。
ビールは飲んでいますが、毎日勉強する習慣は定着してきたと感じる5年生です。
土日休みなしでスクーリングとWeb授業が進んでいますっ
くったくたです🫠
でも学ぶって楽しいっ
新しいことを知るのってうれしいって気持ちの方が強いです。
日本語教員試験もめんどくさいなぁーって思っていたのですが、ちょっと頑張ろうかなって気になってきました!
気まぐれなので、今だけですが😅