まさか、まさかの億が一(万が一とも言えなかった)と思っていた日本語教員試験に仮合格しました。
毎度でございます!アラフィフ社会人通信大学生の森﨑さくらです。
日本語教師と認定心理士を目指して、大手前大学で学んでおります。
そんなこんなで、5年目の今年度に卒業が見えてまいりました。
先日、2025年度の第3クール目の成績発表がございました。
結果、残り1単位の修得で卒業することができます。
そんな中、2025年12月12日の昨日、日本語教員試験の合格発表の日でした。
正確には、合格発表の日だったそうです。。。
落ちている自信しかなく、本当にまさかまさかだった私は、きのうが合格発表の日だとは知りませんした。
なぜか、そういえば明日(12月14日)合格発表やったかな。。。と思い、先ほどホームページを見ると、結果発表の文字が。。。
もう発表してたんや。。と「試験結果をダウンロード」のボタンをクリックすると。。。
まさかの「仮合格」の文字が。。。
えっ?????
どーゆうこと????
なんと、「仮合格」しておりました。
社会人通信大学生として、日本語教員試験と認定心理士を目指して奮闘しているアラフィフ主婦が、日本語教員試験に合格した理由について考えたことを備忘録的にまとめています。
少しでもどなたかの参考になれば幸いです。
まさかまさかではありますが、仮合格したということで、わたしなりに理由を考察してみました。

① 4月頃から「耳学(みみがく)」をしていました
本格的な勉強というより、私が一番続けていたのは耳で聞く学習でした。
4月頃から、大根先生のYOUTUBEを耳学していました。
●大根先生の大根ブートキャンプ(この音楽は忘れません)
この大根先生のYouTubeチャンネルを、散歩中、家事をしている時などに「聞き流す」形で活用していました。
オーディオリンガル・メソッドなど、最初はまったく聞き慣れない言葉ばかり。
正直、意味はほとんど分かっていませんでした。
それでも、「意味は分からないけど、聞いたことはあるカタカナ」という状態を目指して、とにかく繰り返し聞いていました。
そうです、単純接触効果を狙いました。
なんとなくでもいいので、言葉に何度も会うことを目標にひたすら聞いていました。
そして、何度も耳にすることで、言葉が少しずつ記憶に残っていきました。
② 大学で日本語に関する授業を受けました

大学では、日本語教員課程で必須でなくても今年度は、日本語教師に関係のあるスクーリング授業を受講しました。
すでに、必須科目以外は日本語教員課程の単位を修得しており、後は、必須科目であるラスボス(日本語教育実習)のみでした。
それでも、2クール目と3クール目は、以下の授業を受けることにしました。
✔ 日本語教育聴解演習(300)メディア授業(ライブ)【1単位】B
✔ 日本語教育会話演習(300)メディア授業(ライブ)【1単位】B
✔ 日本語教育作文演習(300)メディア授業(ライブ)【1単位】A
3つともに、zoomで行うライブ式ですので、大学まで行かなくてもいいのですが、ガッツリ土日は授業です。
平日フルタイム勤務で、土日はメディア授業を受けるという一人ブラック企業状態でなんとか乗り切りました。
その一人ブラック企業状態で受けた授業で、耳学で聞いたことのある言葉が出てきたのです。
「え、これ、聞いたことある」
「こういう意味だったんだ!」
この”「音」と「意味」がつながる瞬間が”、何度もありました。
ゼロから覚えるのではなく、
「聞いたことがある → 理解できる」
という流れだったことが、大きかったと感じています。
あとは、特講と呼ばれる「日本語教育能力検定試験」の過去問題の解き方や解説を行ってくれる通常授業も受けました。
✔ 日本語教育特講(300)通常授業【1単位】C
加えて、大手前大学では「日本語教員試験対策講座」もありましたので、こちらは有料ではありましたが、受講しました。
YOUTUBEでの配信だったので、大得意の耳学で聞き流していました。
この対策講座もわかりやすかったです。
③ 日本語教育実習を受講しました

試験前だったので、「日本語教育実習」を受けるかどうかは、かなり悩みました。
教案を2つ作成するなど、正直、負担は大きいです。
それでも、思い切って受講して本当によかったと思っています。
実習の中でも、耳学で聞いていた用語が何度も出てきて、記憶に定着しやすくなりました。
また、受講者それぞれの模擬授業を見ることができたことで、
『みんなの日本語』の各課が、自然と頭に入っていきました。
試験を受けてみて感じたのは、すでに日本語教育の現場で働いている人にとっては、比較的解きやすい問題が多いということです。
私は未経験でしたが、教育実習を通して「疑似体験」ができたことは、本当に大きかったです。
一緒に教育実習を受けた生徒の中に現役の先生がいらっしゃったことや、担任の先生が、ご自分の授業での体験や指導方法などを各課ごとにわかりやすく説明してくださったことがとても大きかったと思います。
現場の人にしかわからないことを話していただきました。
また、教授方法も実践や体験を交えて学べることはとても大きかったです。
ちなみに、教案作成は……
泣きながらやりましたよ(笑)
でも、その分、忘れられない学びと出会いになっています。
ちなみに、成績は「A」でございました。
✔ 日本語教育実習(400)教育実習【1単位】A
▼教育実習前にこちらの本を購入して、教案作成の参考にしました。
「教え方の手引き」があるとわかりやすかったです。
④日本語教員試験には「過去問」がないけれど「問題集」はあります
日本語教員試験には、過去問がありません。
これは不安になるポイントだと思います。
ただ今回感じたのは、
- 用語を「見たことがある・聞いたことがある」状態にしておく
- 知識だけでなく、授業や実習で「体感」しておく
この積み重ねが、結果的に試験につながったのではないか、ということです。
完璧な理解でなくても、点と点があとからつながる学びは、確実に力になります。
そして、過去問はないけれども問題集はあります。
↓私が購入した問題集はこちらです。
ビックリするくらいの最後のあがきで、前日にこの問題集をもって図書館に行って勉強しました。
この問題集は、用語を順番に覚える工夫がしてありました。
やはり、用語はしっかりと覚えていた方がいいと思います。
用語をわかりやすくまとめてくれていたので、最後のあがきの勉強がやりやすかったです。
試験を受けて思ったことは、この問題集をもっとちゃんとしておけばよかったという感想です。
なので、こちらの問題集はおすすめです。(これしか見てないですが。。。)
⑤【一番重要】とりあえず試験に申し込み受験会場へ行くこと

試験を受けてみようと思われている方は、「そんなん、無理無理」と思わず、今年は模擬試験のつもりくらいの気持ちで、とりあえず申し込んでみてください。
当然ではありますが、どんなに実力がある人も試験を申し込まない限り、合格はしません。
また、自分では無理無理と思っていても実力がついている可能性があります。
私も試験勉強をする時間や余裕がありませんでした。
今年度は、卒業するには危ういぎりぎりの単位な上、親の介護もありました。
そして最終的に私の大切な娘であるワンちゃんの余命宣告です。。。
まだ、6歳です。
この夏に宣告され、教育実習の時はご飯も食べることができず、教育実習の休み時間に動物病院に電話するなど精神的にかなり追い詰められていました。
何もしていないのに涙が出る。。。
ぎりぎりの状態で教育実習の教案を作成していました。
そんな状態でしたので、とにかく単位を修得することだけに専念していました。
そんな、前日しかしっかりと机に座っての試験対策勉強ができていない状態でしたが、大学の授業は一生懸命に食らいつきました。
大学の日本語教員課程の授業は、知らず知らずのうちに筋トレをしていてくれているのだと思います。
自分では思っていなくても、日本語教員に必要な知識をつけてくれているのだと思います。
そして、「とにかく願書を出していた」と、「何とか受験会場に行った」おかげで、仮合格することができたのだと思います。
そうです、受験しないことには、合格はありません。
▼試験前日ブログです。
▼試験当日のブログです。
【日本語教員試験】まさかの仮合格した理由を考えるのまとめ

「まさかの合格」ではありましたが、振り返ると、何もしていなかったわけではなく、小さな積み重ねがちゃんと自分を支えてくれていたのかもしれません。
これから受験する方、「忙しくて試験勉強なんて無理かも」と思っている方にこそ、伝えたいです。
聞き流しでもいい。
完璧じゃなくてもいい。
そうです、完璧を目指さなくてもいいのです。
6割で合格です。
とにかくやってみること、とにかく申し込んでみること、その一歩で変わります。
ここまで書いて、合格がすべてではないと思っています。
試験に合格することがゴールではありません。
「留学生に日本語を教えることができる」、これが一番大切なことです。
ただ、私自身、仮合格ではありますが、まずは一歩進むことができました。
今まで積み重ねてきた結果であると信じています。
そして受験と並行ししながら、あらゆる情報を集めて娘犬の看護に励み、現在は元気に生きてくれています。
本当に、病気が治ったのではないかというくらい元気です涙
9月に大きな病院を紹介され、まず、早くて1週間、平均30日の余命宣告を受けました。
そして、ちょうど30日目くらいでとうとう大好きなささみすら食べてくれなくなりました。
往復1時間半かけて週2病院に通って、他に手立てがないといわれて
本当に泣きながら、スポイトでミルクと薬をあげていました。
ワンちゃんのQOLについて、主治医に相談し、こちらの思いを伝え治療方針と病院を変えました。
そして、あれから3ヶ月、元気に私に要求吠えまでしてくれます涙
ワンちゃんも奇跡を起こしてくれています。
父は先日、要介護3になりましたが、1人暮らしのサポート体制を整えなおしながらなんとか機嫌よく過ごしてくれています。
次は、卒業です。
あと1単位で卒業ではありますが、ほんと、4クール目ぎりぎりなので、2教科(4単位)をきっちり取らないといけません。
油断大敵です。
自分をほめに褒めまくり、褒めてくれそうな人にラインを送りまくりの夜でございます笑





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