まいどでございます。アラフィフからの学びなおし中、現役通信大学生の森﨑さくらでございます。
2年生最後の単位修得試験真っ只中、2023年2月12日第2日曜日のブログ更新です。
今年から、第2第4日曜日がブログの更新DAYとなりました。
日々の備忘録や疑問などは、『Chat Cafe』を作成し、そちらにつぶやくようにしています。
皆さまもよろしければ質問や疑問、アウトプットの練習などにご利用下されば私が喜びます(^^♪
さて、学年最後クール目の単位修得試験は思うように進めることが出来ていますでしょうか。
私は先ほど、無事に(⁈)単位修得試験が終わりました。
まだ、試験最中の皆様は、明日の17:00まで時間があります。
最後まで諦めずに頑張りましょう。
【学習・言語心理学】を学びました
今回は、言語を学ぶ上でも最も必要な「学習・言語心理学」について、紹介させていただきます。
レベルナンバー100・単位2・通常授業
資格名:認定心理士、2級キャリアコンサルティング技能士【受験資格】、日本語教員養成課程(新基準)、日本語教員養成課程(旧基準)
学習目標は以下とおりです。
学習心理学と言語心理学の主要な用語について心理学的な視点から簡潔に説明できるようになる。
【学習目標】「言語・学習心理学」のシラバスより
学んだ理論を自分自身の日常生活に活用できるようになる。
他人の行動を望ましいものに変容させる方策を考え、具体的に述べられるようになる。
他人に言語を教える際に、効果的なプランを述べられるようになる。
▶大手前大学の「学習・言語心理学」の紹介サイトはコチラです。
学習心理学は自分の為にも子育て世代やこれから親になる人、ペットを飼う人にもとてもおすすめの講義です。
子育て前に学習したかった授業のひとつです。
母親学級(今の時代は両親学級でしょうか?養育者学級でしょうか?)で、教えて欲しかった。誰もが初めて親になります。親の必須科目として学ばせてほしい。
育児休暇中に、資格勉強をするよう推奨するのではなく、母親として子どもたちの発達課題と向き合い、子供たちが将来意欲的に学習できる環境を親が作ることが出来るよう親育ての期間としてもらいたいです。
子育て前、子育て中の方には、特におすすめの授業です。
有名な【パブロフの犬の条件反射の実験】について
パブロフの犬は、古典的条件づけの実験です。
この実験は、あまりにも有名で心理学を学んでいなくても知っている人は多いと思います。
まず、条件刺激(CS)に対して無条件刺激(US)を与えることで無条件反応(UR)だったものが、学習していくと条件刺激(CS)だけで条件反応(CR)起こります。
犬にベルの音(CS)を聞かせてから、エサ(US)をあげる唾液が出る(UR)ことを繰り返すと、エサ(US)がなくてもベルの音(CS)を聞くだけで唾液を分泌(CR)するという条件反射の実験です。
エサを食べたから唾液が出るのは、無条件反応(UR)なのですが、ベルの音を聞いただけで唾液が出るのは条件反応(UR)であって、条件づけが成立したからです。
これを、古典的条件づけが成立したといいます。
うちのかわいい娘(3歳犬)も古典的条件づけが成立しています。
「ご飯たべる?」と聞くと、ペロッと舌なめずりをします。
「ご飯食べる?」という音に対して、古典的条件づけの成立です。
もう一例、犬を飼う前に飼っていたハムスターは名前を呼ぶと飛んできます。
ハムスターは、なつかないと言われています。
なので、なついているわけではないのですが、飼っていたハムスター2匹のどちらも、私が名前を呼ぶと飛んできていました。(私たちは、なついていると思って育てていました。)
これは、ケージ内で名前を呼んだ後に餌をあげる行為を繰り返したことで、古典的条件づけが成立したのです。そして、我が家のかわいい2匹のハムちゃんは名前を呼ぶと飛んで来るようになりました。
ハムスターを部屋の中で散歩させる時に、迷子にならないように、訓練したのでした。
名前を呼ぶと慌てて来るんです。そりゃー可愛かったですよ( *´艸`)
授業で面白かったのは、私たち人間も古典的条件づけをされているという例です。
それは、スーパーの閉店間際の「蛍の光」です。
確かに、「蛍の光」が流れたら、急いでレジに向います(笑)
この焦りが反応です。
これは、「蛍の光」の音楽が流れると同時に、閉店時間であることを知らされ退店を促されたことによる古典的条件づけの成立です。
古典的条件づけは消去できます
「蛍の光」を聞くと、焦っていた奥様方も、古典的条件づけを消去することにより焦らなくなります。
古典的条件づけのの消去の方法は、「蛍の光」が流れても帰ることを促されないことが続くと、蛍の光が流れても焦らず買い物をするようになります。
これは、条件づけが消去されたということです。
犬が怖いなどの恐怖症は恐怖条件づけされたものと考えて、消去することが出来るそうです。
この条件づけの消去は、心理療法に応用し行動療法として用いられています。
犬は怖くないという新しい条件づけに変える訓練をすることで、そちらの結びつきが強くなり犬を見ても怖いと思わなくなるのです。
人が怖い、暗闇が怖い、電車が怖いなど生活に支障をきたす場合、行動療法にて新しい条件づけに変え得ることで改善することがあるようです。
うちの娘(ワンコ)は、車が嫌いでした。
それは、車に乗せて病院に連れていき避妊の手術をしてから車が怖くなりました。
「車=痛い・怖い」と学習したのです。
遊びに行くときでも車に乗せると、よだれを垂らしてプルプル震えていました。
それから、出来るだけ車に乗せて楽しいところに連れていくようにしました。
遊びに行ったり、美味しい食べ物をあげたり・・・
「車=楽しい・美味しい」と新しい条件づけをしたのです。
しばらくすると新しい条件づけが成立し、車に乗せても怖がらなくなりました。
こうして、「車=恐怖」の条件づけを消去したのでした。
オペラント条件付けによる学習
望ましい行動をとった場合ご褒美(強化子)がもらえてその行動がどんどん増える。(正の強化子)
また逆に何かを取り除いたら(強化子)望ましい行動が増える。(負の強化子)
これがオペラント条件づけです。ざっくり(笑)
オペラント条件は自発的な行動が基本となっているものです。
さて、うちの娘(犬)は、「恋の訓練」をしています。
恋×➡来い〇 の訓練です。
もし、突然首輪が外れた時、読んでも来なかったら命の危険があります。
そのためにも「来いっ」と読んだときには、必ず来るという訓練をしています。
それは、「来いっ」と読んだときにだけとびっきり美味しいご褒美(おやつ)を与えるのです。
そして、失敗はさせません。必ず美味しいご褒美(おやつ)がもらえるのです。
「来いっ」と呼ばれて、私のところに来るとご褒美(正の強化子)がもらえるので犬は呼ばれると自発的に来るのです。
ちなみに「来いの訓練」は、マグロなどの刺身か、ゆで鶏や焼き肉の時にします。
うちの娘(犬)にとって、とびっきりのご馳走です。
パチンコなどのギャンブルにハマる人も時々当たる(強化子)のせいで、なかなかやめられないのです。
私のオペラント条件付けを用いた学習法は、この授業が終わったら、ビールを飲もう!単位修得試験を頑張ったら、カラオケに行こう!・・・です。
ご褒美大事です!みなさまもこの単位修得試験が終わったら、ご自分にご褒美をあげてくださいね。
仕事をしながら、子育てしながら、そうでない単位修得試験が終った全ての皆さまよく頑張りました!!
どうぞご自分にご褒美をあげてください。
【試行錯誤】今の私にドンピシャ
試行錯誤の有名な実験「ソーンダイクの問題箱に入れられた猫」を習いました。
有名と言いましても、心理学初学習者の私は、全く初耳でした。
実験内容は、猫ちゃんが、仕掛けのある箱に入れられて何とかして、外にあるエサを食べるという実験です。
猫ちゃんは、外にあるエサを食べたいので暴れます。その時偶然に仕掛けに触れて扉が開いて、エサを食べることが出来るのです。
猫ちゃんは何度も暴れて、仕掛けに触れ外に出てエサを食べることを学習して、外にでる時間が早くなるのです。最後は、最初から仕掛けを触り、秒で外に出れるようになるのでしょう。
試行錯誤とは、問題を解決するまでにあれこれ考えて行動することです。
これは、猫ちゃんが外に出れたという成功体験があったから、再び中に入れられてもまた暴れて仕掛けを探し、ついには仕掛けを覚えてさっさとエサを食べるというソーンダイクの効果の法則です。
人間も試行錯誤が大切だと思います。猫ちゃんとは違って、人間は試行錯誤だけでなく考えます。何なら、考えてから試行錯誤をします。考えてもわからなければ、また、試行錯誤します。
私も今、試行錯誤をしています。
どうせやっても無駄、もう歳だし、今更おそいよって思う気持ちはいったん蓋をして、あれこれ試すのです。
猫ちゃんのように、暴れてみたり、人間になって考えたりググったり、相談したり、ググったり(笑)
とにかく、人生はいくつになっても試行錯誤なのです。
脳について
人の脳は、右脳と左脳があって、芸術のセンスがある人は右脳人間で、論理的人は左脳人間などという話を聞いたことがあるかと思います。
授業でも、右半球(右脳)は空間認識や直感の役割・左半球(左脳)は言語や計算などの役割と学びました。
今回の学習・言語心理学に最も関係するブローカ野(運動性言語野:言葉を発する役割)とウェルニッケ野(感覚性言語野:耳から入った言語を聞き取る役割)は、論理的脳である左半球に存在します(大半の人)。
このブローカ野に傷がつくと言葉を発することが出来なくなるようです。
ほんと、脳って不思議です。
表象とは、何のことがご存知でしょうか?
心理学における表象とは、学習・言語心理学と認知心理学ではとても大切な用語だよ。
表象とは
1 象徴。シンボル。また、象徴的に表すこと。「解放された精神を―する造形」
2 哲学・心理学で、直観的に心に思い浮かべられる外的対象像をいう。知覚的、具象的であり、抽象的な事象を表す概念や理念とは異なる。心像。
weblio辞書
人は脳の中で様々なイメージを浮かべます。イメージトレーニングやメタ認知、自己モニタリングなどがあります。
内的にイメージを再生する際は、外界の情報をが入力されるなどを表象して頭の中で再生させます。
また、一度イメージが付いた表象は、再解釈が難しいなどがあります。
夫の父、つまり義理の父は、脳梗塞で半身不随でした。そして、今回の授業で習った、半側空間無視の症状でした。左半分が認知できないのです。きれいに左半分が見えないのです。大脳の右頭頂葉を損傷することで生じるそうです。
目は見えているのに、きれいに左半分だけ見えないのが不思議でした。
大脳の右脳頂葉の損傷によるものだったのですね。
【学習・言語心理学】のまとめ
興味のある分野だったので、ぐいぐいと授業が進みました。
パブロフの犬にしてもアルバートぼうやの実験にしても心理学の実験は、怖いっ!
以前、スクーリングの授業で心理学は、今の時代ではできない貴重な実験が多いと話されていました。
そりゃできないよね。。。って実験が多いので、怖いです((+_+))
今回の授業で、人は、常に学習をしていることを知りました。
バンデューラのモデリング理論は、人の行動をみて学習することの実験など学習における理論はまだまだあります。
今回は、分かりやすく客観的に観察できる行動を研究対象としました。
そんなとことん行動にこだわったワトソンについての印象的なエピソードをひとつあります。
ワトソンは、赤ちゃんを医者や芸術家や泥棒にさえも育てることが出来るといったのです。
つまり、環境や経験によって人は変わるということを言っています。
どのような経験をして学習するのかによって変わるのです。
知っていると知らないとでは、子育てにおいてその子の将来も変わるのではと思う重要な授業だと思いました。
私も子育て前に学んでいたかったです。
ぜひ、これから子育てされる方は、学んでほしい授業です。
さて、今回の学習を夫婦の夫育てに例えますと・・・
夫が皿を洗った➡妻が喜んだ(強化子)➡次からも夫が皿を洗う
こうなればいいのですが、いやいや、そもそも私が皿を洗うのが当たり前で、夫が洗うと感謝しなければならないなんておかしくない?などと最近は考えてしまうのです・・・。
洗ってくれるだけでありがたいと思う世代なのですが・・・。
今の時代の考え方を取り入れると、そもそもすべて私がワンオペ育児をして、仕事して、家事をしてたのに土日は、あなたはゆっくりしているなんておかしくないかい?となるのです。
さぁこれから夫に学習してもらおうかね・・・
さて、単位修得試験も終わりましたので、部屋の片づけや書類の整理などやることが山ほどあります。
やるしかないなぁ!
今回は、ラッキーなことに「きえはる心理学ラジオ」さんで、ちょうど同じ学習心理学が取り上げられており、うれしかったです。古典的条件づけやオペラント条件付けについて子育てのヒントになる情報と一緒に説明されています。
「学習・言語心理学」を受講される方は、こちらの「きえはる心理学ラジオ」 第65回と第66回をぜひお聞きください。
▶「きえはる心理学ラジオ」さんについては、こちらの記事で書いています。
さぁ、あっという間に2年生が終りました。
今年度は、31単位修得できなかったので、4年で卒業は厳しくなりました。
来年は、スクーリングを増やして、積極的に学んでいきたいと思います。
Chat Cafe 開店中
単位修得試験お疲れ様でした。
私もネコのように試行錯誤しながら、ここまで辿り着きました。
あと一週間で試験なんて時には、諦めそうになりましたが、やってみたら案外スルスル進んで、自信にもなりました。
さくらさんの燈してくれた、明るい光を便りに私も前を向いて4月から又歩んでいきます。
みなみさん、試験お疲れ様でした!
案ずるより産むが易しですね😊
私も猫ちゃん精神で諦めず試行錯誤します。ぐだぐだな時もありますが、きっと力になっていると信じてます😊
これからもがんばりましょー
ありがとうございます♪