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【レポート課題の引用の書き方】現役通信大学生の備忘録

1.通信制大学
この記事は約17分で読めます。

こんにちは!

現役通信大学2年生の森﨑さくらです。

大学生といえばレポート!

新一年生
新一年生

レポート自信がありません・・2,000文字なんて絶対無理、無理

さくら
さくら

わかるよ!私もめちゃ苦手!そこは、大学生、いっぱい失敗しても大丈夫!一緒に学んでいきましょう!

実際レポートが出来なければ、課題が出来ません。

大手前通信大学でも、まずは「アカデミック・ライティング」の授業を受けるよう勧められます。

レポートのコツやレポートの構成(ひな形)、接続詞、引用、提出前の推敲などひと通りレポートの書き方について学ぶことが出来ます。

大手前通信大学に入学された方は、一番初めに受講しましょう。

▶アカデミック・ライティングについての記事はコチラです。

論文型のレポートとは、自分の意見をしっかりと述べることです。
感想は、必要ありません。

ここで大切なのは、自分の考えを述べることであって、人の意見や考えを自分のことのように書いてはいけません。(剽窃は絶対してはいけません)

引用とは、自分の意見により説得力を付けるために用います。

今回は、大学のレポート作成の際の引用について、まとめました。

こんな人に向けて書いてます

・レポートの引用の方法について知りたい人

(追記:大手前大学通信課程は、動画で「レポートの書き方」を紹介してくれています。とても分かりやすいです。)

レポートの引用は、自分の意見により説得力を付けるために使います

大学ではレポートの提出が結構あります。

単位修得試験だけでなく、授業の中でもちょくちょくあります。

大手前大学のレポートは授業の途中の場合は、800文字から1500文字が多いですが、単位修得試験では、1500文字から2000文字が多いと思います。

レポート試験では、課題に対して自分の意見を述べます。

課題について調べた上で先生(評価する人)に伝わるように、論理的に自分の意見や考えを述べます。

課題が出る前から自分自身で考え授業の内容に対して決して受け身ではなく、積極的に「ホントかな?」「この場合はどうなんだろう・・」等と疑問を持ちそのことについてメモをとるなり、調べるなり記録を残しておくことが大切です。これを考察といいます。引用とは、考察した自分の考えを伝える際の味方となります。引用を用いる事で、自分の意見に説得力がつきます。

剽窃:絶対ダメ

決して、参考文献で見つけた文章をあたかも自分の意見のようにレポートに書いてはいけません!

剽窃(ひょうせつ)とは、「他人の作品や論文を盗んで、自分のものとして発表すること。」引用:goo辞書より

剽窃には、自分のレポートも含みます。他の課題で提出したレポートと同じレポートを提出した場合は自己剽窃といい自分のレポートであっても不正となります。

その都度授業に真摯に向き合っていればあり得ないことですが、うっかり、知らずに不正行為を働いていたなんてことにならないように、引用のルールを学び気を付けましょう。

参考文献の探し方

大手前大学生の場合は、大手前大学図書館OPAC  にて検索することが出来ます。

他大学の図書館の資料も検索することが出来ます。

私はよくJ-STAGEを検索します。PDFで閲覧できる論文がたくさんあります。登録しなくても読めますが、登録するともっと読めます。登録は無料です。

あとは、厚生労働省のホームページなども参考にします。公的機関のホームページは利用できます。

同じホームページであっても、ウィキペディアや個人ブログなどは、発信元(エビデンス:証拠)が乏しく使用しません。大学のレポートの書き方でも「ウィキペディアやブログは利用しない」とはっきり書いています。

【引用文献】引用の書き方(表記のしかた)

レポートを作成の際に、引用した文だとわかるように記入しなければなりません。引用した参考文献の出所が先生(レポートを評価する人)がひと目でわかるように記載します。

【引用のルール】

他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)

出典:文化庁ホームページ:(注5)引用における注意事項
さくら
さくら

気が付いたら、ほとんど引用だった・・・なんてことにならないために、ルールを守ってレポート課題を進めてくださいね!

新一年生
新一年生

ちょっと待ってください!ルールだけでなく具体的な書き方が知りたいんです!!

吉田先輩
吉田先輩

そーだよね!具体的な書き方について例を挙げるね!

ポイント

読み手が引用元を容易にたどり着くことが出来るようにすること

レポート課題の書籍の引用の書き方の例

以下の本より引用した場合の引用の書き方の例をご紹介します。

【参考文献の書籍がすぐにわかるようにする】

「認知行動療法はストレスの問題を、ストレスを抱えている当事者である自分自身が自分で改善できるようになりましょう、というアプローチなのです。主役はあくまでも自分自身です。」

出典:伊藤絵美著(2011),『ケアする人もらくになる 認知行動療法入門BOOK1』,医学書院,p.21

先にお伝えした文化庁ホームページの引用ルールの(2)のとおり、自分の文章と区別できるようにかぎ括弧で囲みます。そして、出典:著者名(出版年),著作名,出版社名,引用ページを記載します。書籍や雑誌名の場合は必ず『』でくくります。

レポート課題のホームページの引用の書き方例

以下の厚生労働省のホームページより引用した場合の引用の書き方の例をご紹介します。

出典:厚生労働省ホームページうつ病の認知療法・認知行動療法より

【引用したホームページがすぐにわかるようにする】

「認知療法・認知行動療法は、何か困ったことにぶつかったときに、本来持っていた心の力を取り戻し、さらに強くすることで困難を乗り越えていけるような心の力を育てる方法として、いまもっとも注目を集めている精神療法です。」

出典:厚生労働省ウェブサイト「うつ病の認知療法・認知行動療法(患者さんのための資料)」https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/dl/04.pdf(アクセス日:2022年9月17)

先にお伝えした文化庁ホームページの引用ルールの(2)のとおり、自分の文章と区別できるようにかぎ括弧で囲みます。そして、出典:ウェブサイト名,アドレス,アクセス日を記載します。

【参考文献】引用の書き方(表記のしかた)

参考文献の表記方法には、ハーバード方式とバンクーバー方式があります。

文系の論文はハーバード方式が多いようです。本文中の引用ヵ所に著者名と発行年が記載されています。私は、理系の研究室で事務をしていて論文を目にする機会が多いのですが、バンクーバー方式しか知りませんでした。初めてハーバード方式の論文を見た時(吉田,2011)など苗字が書いてあったので、驚きました。

ハーバード方式もバンクーバ方式も参考文献は最後にまとめて記載します。

こちらは、大阪大学付属図書館「参考文献の書き方」がわかりやすかったので、引用させていただきます。

ハーバード方式

出典:大阪大学付属図書館「参考文献の書き方」(2022.9.17)

バンクーバー方式

出典:大阪大学付属図書館「参考文献の書き方」(2022.9.17)

レポート作成の際は、著作権についても考えよう

文化庁の政策のひとつとして、「著作権」があります。

著作権の内容は大きく2つに分けて定められています。
①著作者人格権・・・著作者の人格を守るため
②著作権(財産権)・・・使用料を受け取ることが出来る権利

文化庁のホームページの【関連リンク】に「みんなのための著作権教室」があります。

やさしく学ぶことが出来るので、一度ご覧ください。

【レイアウト設定】課題レポートの文字数の設定について

先生によって、課題レポートの文字数や行数などの指定があります。

例えば、「A4 判横書き40 字×39 行 で作成」との指示があった場合は、①レイアウト➡②クリックボックス➡③文字数と行数にて、ワードのレイアウトを調整することが出来ます。

Word文字数行数の設定方法

なるべくA4用紙1枚にまとめることなど、先生によってそれぞれ好みが違います。

必ず指示を守りましょう。

レポート課題の引用の書き方についてのまとめ

さくら
さくら

引用は、自分の意見に対する裏付け、または、反対意見を述べる際に自分の意見に説得力を付けるために使います。

新一年生
新一年生

分かったような分からないような・・・。なんだか難しいです・・・。

吉田先輩
吉田先輩

最初はむずかしいと思うけれど、慣れていくので恐れず引用を使いましょう!失敗しても大丈夫です!どんどんチャレンジしましょう!

新一年生
新一年生

そうですね!引用を使いこなせるように頑張ります!

大学からの事務連絡で剽窃や盗用についての注意喚起の案内も届きます。

剽窃・盗用はやってはいけない

人のレポートを写したり、どこかのブログなどからそのまま書いたり、出典を記載しなかった場合は、不正行為としてみなされてしまいます。うっかりでは済まないので、十分に注意しましょう。

著作物が自由に使える場合もあります。(文化庁ホームページより

ルールを守って「引用」という形をつかえば、著作者に許可なく自由に使うことが出来ます。

レポートには「引用」は欠かせません。

私もレポートは苦手です。2.3日かかって仕上げたりしています。何度もレポートを作成して、慣れていくしかないと思っています。

授業を受けながらいろんな視点で考え、メモに残しながら自分の意見をまとめる癖をつけたいと思います。

▶︎『レポートにふさわしい表現と避けたい表現について』の記事はこちらです。

現役通信大学生の備忘録

レポート、引用、著作権はとても難しいです。勉強中の学生が作成した記事です。間違いなどありましたら、ご教示いただけますと幸いです。

おススメの本を2冊紹介いたします。

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  1. 森﨑さくら より:

    レポート書く時、引用の記載のやり方をすぐに忘れちゃうので、こちらの備忘録よく見ます。
    ハーバード式で記載します。

  2. 森﨑さくら より:

    『【レイアウト設定】課題レポートの文字数の設定について』を追記しました。
    レポート試験は、先生の好みのレポートのレイアウトがあります。1枚に収めて欲しい先生、文字を大きくしてほしい先生など、指示がある場合は必ず守りましょう。

  3. 森﨑さくら より:

    「アカデミックライセンス」の授業を受けた内容の記事を書いていたのですが、あまりにも粗末(⁈)なので、未公開にしていました。
    この度、少しでも参考になればと公開しました。
    こちらの記事にリンクを貼っています。

    そして、安定の誤字脱字・・・
    ×「必ず支持を守りましょう。」➡「必ず指示を守りましょう。」
    もしよろしければ、誤字脱字を見つけて下さった方は、バシバシ指摘していただけると私が喜びます!コメント欄でお待ちしています(ぺこり)。

  4. 森﨑さくら より:

    レポート課題のたびにいつもこちらの引用まとめを見ている・・・。
    いい加減覚えたらいいのに、覚えられないお年頃・・・。

    半年前も同じこと書いてる(笑)
    成長してないわ。。。
    ハーバード方式で活用してます。

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