こんにちは、認定心理士を目指すアラフィフ通信大学生の森﨑さくらです。
興味のあったカウンセリングについて学びました。
こちらの授業はスクーリングです。
なんとレベルナンバーは「300」です。
「100」<「200」<「300」とレベルは高くなります。
先生の説明でちょくちょく心理学用語が出てきます。
そういう意味でもある程度心理学の学習が進んでからの方がより深く学べるのではと思いました。
スクーリングは、いろんな学習者さんとお話しできるチャンスです。
〇年で卒業するつもりで学習している、毎日夜中まで学習している、ゆっくり卒業を目指しているので何度も先生に質問し同じ授業を何回も受けられている方もいて、生活・学習スタイルはそれぞれです。
そんな雑談もできたり、一緒に学んでいる感があるので、スクーリングは楽しいです。
▶【通信制大学のスクーリング:体験記】初参戦!! 大手前大学へ行ってまいりました
【カウンセリング心理学】3日間のスクーリング・2単位 レベル300・(資格)認定心理士
こちらの授業のメジャー名は、「心理学」と「ビジネス・キャリア」です。
早速ですが、学習目標は以下のとおりです。
カウンセリング心理学の定義、起源、歩みについて講じるとともに、代表的なカウンセリングを概観する。また、カウンセラーに必要な基本的態度に触れ、面接のプロセス時における
(引用元)大手前大学 2023年度シラバス | 通信教育部
課題や留意点について概説する。
授業は、ワークシートを活用し、カウンセラーとして繰り返し事例と向き合う方式です。
多くの例題について考え自身の答えを記述します。
イメージは、千本ノックです(笑)
そして、実際にカウンセリングを行うロールプレイもあります。
授業のクライマックス(⁉)では、貴重なお宝のビデオも視聴します。
「グロリアと3人のセラピスト」といって、グロリアという女性にロジャーズを含めた3名のカウンセラーが行う実際のカウンセリングを鑑賞します。
お昼過ぎのビデオ鑑賞だったので、油断すると気絶しそうになりました。前日は、しっかり睡眠をとっておきましょう。
カウンセリングとは何でしょうか。
答えは、厚生労働省のホームページにカウンセリングについてまとめている記事にありました。
自分自身の力で立直っていくきっかけをつくったり、気持ちや考え方を整理していくサポートを行ったりするのがカウンセリングなのです。
(引用元)厚生労働省「カウンセリングについて」
カウンセリングは、答えをくれる場所ではありません。
自分で答えに辿り着き、今後生きていく力をつけるところだと考えます。
お金の稼ぎ方でも例えられますが、魚を与えるのではなく魚の釣り方を学ぶことの大切さについてカウンセリングでも出てきました。
カウンセリングは、すぐに解決するわけでなく時間がかかりますが、これからの人生にフォーカスして自分で生きていくための知識を得ることは生きていく上で、大きな武器になるのですね。
他の授業でカールロジャーズさんの「来談者中心療法」の概要を学んでいたので、クライエント自身の中に応えはあり、とにかく傾聴が大事、アドバイスをしてはいけないといったざっくりとした知識でした。
誤解を恐れずに言えば、アドバイスをしなくてもいいし、とにかくしっかりと話を聞いていればいいんだろうと思っていました・・・。
カウンセリング、わたしにもできそう
なめんなよ・・・
ところがどっこい、授業の1日目から本当の傾聴の難しさ、カウンセリングの壁にぶち当たりました。
カウンセリング、わたしには難しい・・
本当の傾聴とは
傾聴について、何度も授業で学びましたが、本当の傾聴、カウンセラーとしての傾聴を今回の授業で学びました。
ただ単に、目を見て頷いて聞くだけではありません。(スミマセン)
クライエントの相談を聞いて、内的事実(感情・気分・考え)を見つけ出します。
言葉のまま受け取らず、感情について考えます。
以下の図は、カール・ロジャーズによって提唱された「積極的傾聴」についてまとめられたものです。
1.共感的理解とは、「相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。」とあるように理解しようとすることが大切なんだと思います。
決して、うわべだけで、共感するふりをしてはいけません。
わかる~
私もそんな時ある~
洋服屋さんの店員さんによる「私も買いました」の怪しさを思い出しました。
カウンセリングは、長期で関係を築いていきます。
嘘の共感は、見抜かれ、クライエントとの信頼関係(ラポール)が壊れてしまいます。
カウンセリングがうまくいくかどうかは、この信頼関係(ラポール)の構築にかかってきます。(引用:厚生労働省「カウンセリングのスキル」より)
2.無条件の肯定的関心にある「相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。」が、難しいと思いました。好き嫌いは別として、善悪の評価に対しては、自分の常識に当てはめそれはあかんやろとの気持ちがムクムク湧いてきそうです。
実際に、クライエントの認知によって受け入れがたい相談もあるかと思います。
そんな時、「相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。」をしなければなりません。
前回スクーリングに参加した「異文化コミュニケーション」が頭に浮かびました。こちらの授業では、人の数だけ正解があることを学びました。
そして、1.共感的理解のためにも3.自己一致 にある、自分に対しても嘘をつかないように「話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。」ことが大切なんだと思います。
この時の質問がカウンセリングの肝なのだと思いました。
質問「問いかける力」について
質問力との本がベストセラーになるくらい質問は大切なコミュニケーションの手段なんだと思います。
カウンセリングによる質問を学び、難しさを感じました。
何気ない日常での会話と違い、目的をもって質問しなければなりません。
以下の表は労働政策研究・研究機構でキャリア理論とカウンセリング理論をまとめられた資料から抜粋しました。
キャリアカウンセリングに対するものですが、具体例がありわかりやすかったので、紹介させていただきました。
①データを集める質問とは、客観的事実や相談者の主観的事実です。
②診断的質問とは、気持ちや考えを確認しています。
③対決的質問とは、相談者の気持ちを相手に合わせた言葉で伝え返し確認しています。
相手が直接言わないことを考えながら傾聴し、一番の問題を推測します。
そして、仮説を立てて質問する、これが単に聞くだけでない傾聴の難しさ、カウンセリングの難しさを実感しました。
カウンセリング心理学のまとめ
最初は、カウンセリングには向いていないと思わせるむずかしい授業でしたが、3日目の最終日には希望も持てました。
そして、日常でも訓練・活用できるので、前向きにカウンセラーに挑戦したいとも思いました。
以前、対人コミュニケーショントレーニングを受講したとき、相手が何を大切にしているかを話を聞きながら考えるというトレーニングもしました。
テレビや普段の会話でもトレーニングできるので、忘れないようにしたいです。
そして、日本でカウンセリングについて、敷居が高いように感じます。
最近は行政でも無料で気軽に相談できところが増えています。
悩みの問題を解決してもらうのではなく、悩みを自分で解決できる力を習得するためにもカウンセリングは有効です。
話を聞いてもらうことで、問題点が整理できたり、定期的にカウンセリングの相談日があることで次まで頑張ろうって目標も立てやすいのだと思います。
カウンセリングは、時間はかかりますが長い人生、魚をもらうより魚の釣り方を教わる方がずっと魚を食べることが出来ますよね。
一般的な悩みごとや困りごとは悩み相談でもいいですが、若い子や生きていくことが辛い場合はカウンセリングが、いいと思います。
カウンセリングさんと向き合って話を聞いてもらう、すなわちアウトプットすることで気持ちの整理ができます。
そして、フィードバックなどで気づきを与えてくれて自分で解決する力が備わっていくんだと思います。
授業では、精神分析的アプローチ・認知行動療法的アプローチ・人間性心理学的アプローチの3つのアプローチを学びました。カウンセリングには色んなアプローチがあるようです。
参考までに、以前スクーリングで受講した「認知行動療法」と「対人コミュニケーショントレーニング」の記事をご紹介します。
さきに受講すると理解が深まると思います。
いつも聞かせてもらっている「きえはる心理学ラジオ」でもちょうどカウンセリングに関係する配信をしていました。
#83「ソリューションフォーカストアプローチ」についての放送がありました。原因探しをしない短期的な心理療法(ブリーフセラピー)だそうです。公認心理士のきえさんがされている療法だそうです。実際にセラピストとして活躍されている方の貴重なお話を聞くことが出来ます。
逃げ続けている統計入門から、まだ逃げてます。。。
ぴえんです。
できるところから進めています。。
2クール目の単位修得試験は8月22日から始まります。
ちょうど1ヵ月前となりました。
ファイトです。
Chat Cafe 開店中
来週初スクーリング、「カウンセリング心理学」行きます。ここで、さくらさんにアドバイス頂き、ドンピシャ過ぎて怖いくらい嬉しいです。日付優先で3日間連続になるので、先ずは体調管理が第一優先、当たって砕けろと思っていました。午後の睡魔に勝てる気がしない。先生に立って観ててもいいか聞いてみます。(笑)
ラポール、今の自分を振り返る良いきっかけにもなればいいなと思います。貴重な記事、いつも感謝です。
こんにちは、みなみさん(o^^o)
来週なのですね!ドキドキですね。
同じお題でも捉え方がそれぞれ違ったりして、色んな考えに触れることができて面白いです。
リアルディスカッションで、スクーリングならではです。
人の意見を聞いて、自分を見つめ直すこともできます。
昼からの講義に備えてフリスクなど、すーっとするものをご持参ください(笑)
ぜひ、楽しんできてください✨
1日目昼終了。あっという間でした。ミンティア頬張りました。
緊張する〜。図書館で涼んできました。まだ、周りと溶け込めない。
教室でご飯食べたので、明日は1回の食事する場所があったのでそちら行ってみます。
みなみさん、1日目お疲れ様でした!ホント、あっという間に終わります笑
なかなか溶け込むのってむずかしいですよね・・・
私も一人でご飯食べて、図書館で授業のプリントアウトなどをしていました。
道路を挟んだところにソファ席もあるCAFEのようなスペースもありましたよ。
私はそちらで昼食を食べました。
では、大学生をお楽しみくださいね。
ありがとうございます!
図書館でぶらぶらしていたら、「台所から北京が見える」36歳から始めた私の中国語 長澤信子著を見つけました。私が20歳の頃読んで憧れてた方です。子育て中に、巣立った後を考え、中国語を学び、学費を稼ぐため中国系の看護の資格(確か鍼灸?)等も取り、最終的には、自分の名前のツアーガイドをする話です。長澤信子といく中国ツアーって感じで。旅行会社で働く私に夢を与えてくれました。母親が台所で学ぶ姿、私が結婚しても、学びたいと思った原点かもしれません。30年前に出された本ですが、外国語を学ぶ姿勢は色褪せないものがあると思います。懲りずにオススメ本です。
午後も頑張ります。
みなみさん、2日目お疲れさまでした。
おすすめ本もありがとうございます。
『台所から北京が見える』、本のタイトルも素敵ですね。
私も「台所からカナダが見える」くらい、英語頑張らないとです。。。
ファイト!です
カウンセリング心理学の先生が変わったそうです。私が受けた先生は、カウンセリング時の本音を随所に散りばめる独特な個性(私の偏見、N数1です)をお持ちの面白い先生でした。
お友達も違うタイミングで授業を受けたそうですが、めちゃくちゃはまったらしく、好きな先生やったのにーって話してました。おもしろい先生だったのです。
新しい先生はどんな人か分かりませんが、今回、お友達が参加しているので聞いてみよーと思っています!
先生が変わると授業内容も変わるでしょうから受けてみたいと思いました!
こちらの授業『カウンセリング心理学』は先生が変わったそうです。
シラバスも変わったみたいです。
私が受けた時は、ひたすら演習でした。
どんな授業だったのか?
もしよかったら教えてくださーい!
カールロジャーズさんのありのままを受け止めるカウンセリングを学びなおしています。
傾聴して相手の感情に注意を向ける、アドバイスはいらない、答えはその人の中にある、その答えが出てくるのを積極的傾聴をして待つ。。。なかなか難しいのです。